背景

日本の高校生は海外と比べて自己肯定感が低い傾向にあります。個々の多様性よりも学業での成績が評価軸になりがちな環境では、自分自身の価値を見出しづらかったりもします。そういった高校生たちに「自分のしたことで誰かが喜んでくれる」経験を提供したいと考えました。

高校生同様、高齢者も自己肯定感が低い傾向があります。行動範囲が狭くなるにつれ普段関わる人が少なくなり、誰かのそばにいたい、誰かと話しがしたいと感じている人も多いです。そういった高齢者たちに、普段関わることの少ない若者と一緒に何かをできる場を提供したいと考えました。

高校生と高齢者で一緒に何かを出来ないか。私たちは女子高生が得意な「ネイル」に着目しました。ネイルは女子高生にとって身近なもので、おばあちゃんもオシャレになった自分の手を見て喜んでくれます。ネイルが苦手な高校生、嫌いなおばあちゃんにはハンドマッサージを用意しました。

こうしてS-teamは2017年にスタートしました。現在は、高校生のみならず中学生や大学生、専門学生など幅広い若者が参加できるイベントになっています。

自己肯定感が低くなくても、

「S-teamの活動に興味がある!」

「おしゃれに興味がある!」

「高齢者分野に興味がある!」

色々な学生たちとこれからもS-teamという素敵な場を作り続けていきたいと思います。